整体と接骨院はなにが違う?
患者様から整体と接骨院の違いについて質問をいただくことが多いです。
整体と接骨院の違いは大きく分けると3つあります。
①保険が使えるかどうか
②施術時間
③スタッフの保有資格です。
今回はこの3つについて説明していきます!
この記事を読むことで「どういう時に接骨院に行くべきなのか?整体に行くべきなのか?」「様々な資格の特徴」がわかるようになってますのでぜひ最後まで読んでみてください!
①保険が使えるかどうか
結論から言うと
接骨院は保険適応
整体は保険が使えない
です。
ただ接骨院は病院とは違うため、なんでも保険が使えるわけではありません。
接骨院では主に外傷(骨折、脱臼、捻挫、打撲、筋挫傷)に対して保険が適応になります。スポーツでの怪我や寝違え、むちうちなどの急性症状です。
慢性的な肩こりや腰痛には保険は使えません。
逆に整体では、慢性的な肩こりや腰痛など保険が使えないお悩みを解決できます。
痛みだけではなく自律神経の調整やめまい、骨盤の歪みなど、幅広い症状への施術が可能です。
根本的な改善をしたい方は整体を受けてみるといいと思います。
②施術時間
保険が使える接骨院では施術時間は10~15分のところが多いようです。
電気治療のみの所もあれば手技療法を行う所もあります。
整体では施術時間は30~60分くらいが一般的です。
電気治療は行わず、手技を使った施術をするところが多いです。
施術時間は長い方がいいんじゃないか?と思う方もいるかもしれません。
実は施術時間は長ければ長いほどいいってわけではないんです。
原因に対して必要な施術ができていれば短い時間でも十分効果はあります。
そのため施術時間の長さに関しては良い悪いはありません。
気になるようでしたら事前に確認してみると良いと思います。
急性のケガをみてもらいたいという方は接骨院。
慢性的な症状を根本改善したいという方は整体へ行ってみてください。
③スタッフの保有資格
接骨院では、主に『柔道整復師』と言う国家資格を持っている方が多いです。
骨折、脱臼などの処置ができるのは医師と柔道整復師のみです。
先ほど接骨院では外傷に対応できると言いましたが、
接骨院では骨折、脱臼に関してはあくまで応急処置です。
その後の施術に関しては医師の同意が必要になります。レントゲンなどは撮れませんのでご注意ください。
一方、整体では基本的には資格は必要ありません。
整体の専門学校で知識や技術を学んでから開業する先生や、柔道整復師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師など様々な資格の先生が開業していることもあります。
それぞれの資格と特徴をまとめ
①柔道整復師
接骨院の先生です。主に骨折、脱臼、捻挫など外傷の処置をします。
骨折や脱臼を手術をせずに徒手で整復します。あくまで応急処置までなので、その後に関しては医師の診断の元でおこないます。
また、包帯固定やテーピング、ストレッチやトレーニングなどのリハビリも行います。
薬を使わずに患者さんの自然治癒力を高めていきます。
②鍼灸師
鍼灸師は『鍼』『灸』を使い、全身にあるツボや皮膚、筋肉を刺激して自然治癒力を高めたり病気の改善や予防、健康回復を目的に行います。
はり師きゅう師の両方の国家資格を持つ東洋医学の専門家です。
最近では美容鍼など美容関係の施術をやっている所もあります。
③あん摩マッサージ指圧師
身体の痛みやこりなどの症状を訴える方達に対して、主に手や指などを用いて押し、揉み、叩きなど力学的な刺激を身体に与える指圧・マッサージにより身体のこりをほぐし血行を良くしたり、脊椎の歪みを調整することにより、症状の緩和・改善、体力回復、健康増進を図ります。
④理学療法士
理学療法士はphysical therapist(PT)とも呼ばれます。
怪我や病気などで身体に障害がある方や障害の発生が予測される方に対して、基本動作能力の回復や維持、及び障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるように支援する医学的リハビリテーションの専門職です。
⑤作業療法士
日常生活で必要になる「食事」「洗顔」「料理」「字を書く」などの応用的動作能力や、地域活動への参加、就学・就労といった社会的適応能力を維持・改善し、「その人らしい」生活を獲得を目的に、リハビリテーションを行う専門職です。
⑥アスレティックトレーナー
アスレティックトレーナー(スポーツトレーナー)はスポーツ選手が常にベストコンディションでプレイできるように、健康管理からトレーニング、ケガに対する応急処置やリハビリテーションまで、選手の身体づくりと能力向上をトータルにサポートする専門職です。
当院では、柔道整復師と鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師が在籍しております。
気になる方はホームページのスタッフ紹介も覗いてみてください!
ご自身の症状が接骨院に行くべきなのか、整体に行くべきなのかの参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!